脳出血後遺症の麻痺はどのようにして回復するの?

麻痺の重症度は何に左右される?

脳梗塞と比べて麻痺の回復具合はどうなの?


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脳出血とは?

脳の細い血管が破れて内部に出血した状態を脳出血と言います。原因は主に高血圧です。(稀に脳の血管異常による出血もありますが)

一般に血圧が高いほど出血量は大きくなります。出血量を最小限に抑えるには早急に血圧をコントロールする必要があります 。

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片麻痺の原因は?

脳内に出血した血の塊のことを血腫といいます。

この血腫自体が運動を支配する神経を破壊したり、間接的にその周囲を圧迫することで片麻痺が生じます。

要は、
血腫の大きさ部位によって麻痺の重症度は左右されます。

また血腫が大きい場合は重度の意識障害を伴うケースが多く、生命予後に関わります。意識が回復したとしても重度麻痺が残る確率は高いです。

意識障害についてはこちらの記事を参考に。
▶︎【脳出血で意識不明】手術で意識が回復する可能性は?余命は?
▶︎ 脳梗塞後遺症で意識不明|余命や意識回復にかかる期間は?

逆に、
意識障害やその他の合併症がなくて早期にリハビリを開始できた方が麻痺の回復は早い傾向にあります。

血腫を増大させないための早期治療も重要です。

 


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回復過程について

一度血腫に侵されてしまった部位の機能は回復しないことが殆どです。

また、この血腫は周囲の正常な部位までも圧迫してしまい、脳浮腫を引き起こしてその機能を低下させます。

しかし、
血腫が吸収されれば正常な部位の脳浮腫は改善し、一部の麻痺の回復を認めることがあります。脳浮腫は出血後3~4日目でピークを迎え、血腫の自然吸収に伴って徐々に軽減していきます。

個人差はありますが完全に消失するには数ヶ月を要すと言われています。

脳浮腫の例

被殻出血(出典:http://www.ohkubohospital.jp/nogeka/disease/ich/)

右側の白い塊が出血部位(血腫)です。その血腫のまわりに見える黒いモヤモヤが脳浮腫です。

拡大図

脳浮腫

 

脳梗塞との違い

脳梗塞は脳の血管が詰まってしまい、その血管が支配する神経細胞への血流が途絶えることで壊死を引き起こし、麻痺が生じます。

脳梗塞の場合は早期発見・早期治療で麻痺が残らないケースもあります。

脳出血も出血部位やその大きさによっては殆ど麻痺がないケースもありますが、重症度からいうと致死率は脳出血の方が高く、脳出血の好発部位は運動を司る神経路に近いため麻痺や感覚障害を伴いやすいです。
▶︎ 脳出血の好発部位と後遺症は?

しかし、
一度麻痺を呈しても、脳浮腫の軽減効果によって一定の回復が見込めるという意味では回復の「伸びしろ」は脳出血の方があると思います。

まとめです。

  • 脳出血の麻痺は血腫の大きさや部位に左右される。
  • 脳浮腫の軽減効果によっては麻痺の回復が見込める。
  • 脳浮腫の消失には数ヶ月かかる。

血腫の吸収や脳浮腫の軽減効果に加え
積極的なリハビリによってさらなる麻痺の回復を目指していきましょう。

▶︎【脳出血の治療】後遺症に対するリハビリの効果とは?
▶︎ 脳卒中の麻痺が効率的に回復しやすい期間は?その治療法とは?
▶︎ 脳卒中後遺症の片麻痺って治るの?回復の過程や治し方について
▶︎【脳出血片麻痺の歩行リハビリ】短下肢装具の種類や値段は?

気になる再生医療のお話はこちら
▶︎【再生医療で回復】脳梗塞後遺症の片麻痺は治る?脳出血は?

後遺症のしびれでお悩みの方はこちらの記事もどうぞ。
▶︎ 脳出血後遺症のしびれは治る?原因は?リハビリの治療効果は?
▶︎ 脳出血後遺症のしびれは厄介!薬が効かないときの対処法は?
▶︎【必見】脳出血後遺症のしびれに漢方薬が効くって本当?

以上、参考になれば幸いです。

でわ。