脳出血で意識不明の重体

手術で意識が回復する可能性は?

回復しなかった場合の余命は?


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脳出血は
高血圧動静脈奇形などが原因で脳血管が破れ、脳内に出血した状態をいいます。

脳出血には好発部位があり症状も様々です。
▶︎ 脳出血の好発部位とその後遺症とは?

  • 意識障害
  • 片麻痺
  • 感覚障害
  • 失語症
  • 運動失調  など。

その中でも発症直後の命に関わるのが意識障害です。


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なぜ意識障害が起こる?

脳内に出血した場合、血腫と呼ばれる血の塊が形成されます。この血腫が周囲の脳を圧迫し、圧迫された脳細胞の機能を低下させます。

この血腫が大きい場合、脳幹を圧迫して意識障害が生じます。

脳幹とは延髄、橋、中脳、間脳(視床、視床下部)から構成され、生命維持に必要な機能を司っています。(下図)

脳幹

脳幹出血に関する記事はこちら
▶︎ 脳幹出血の原因と症状は?前兆症状をチェックして再発予防
▶︎【脳幹出血で意識不明】生存率や意識回復までにかかる期間は?

脳出血の治療法

脳出血の治療法は下記の要因によって異なります。

  • 患者の全身状態
  • 出血の量
  • 出血の部位

患者の意識がある程度はっきりしており、出血量も少ない場合は薬物療法などが選択されます。

しかし、
出血量が多く血腫が脳幹を圧迫して意識障害や呼吸障害がある場合は手術の適応となります。

手術で意識障害が回復する確率は?

これも患者の状態によって様々です。

既に意識障害を来しているということは、かなり悪い状態であることが分かります。そして、手術の目的はまず救命することなのです。
術後に救命できたとしても植物状態になる可能性も十分ありえます。

よって、
厳密にどれぐらいの確率で意識が回復するかを数値で表すことは不可能に近いと思います。
ただ、下記の要因の影響を強く受けることは間違いありません。

  • 発症から手術までの時間
  • 脳内の出血量とその部位
  • 年齢
  • 全身状態

出血量は高血圧ほど多くなる傾向にあります。高血圧対策にはこちらの記事を参考に。
▶︎7つの手軽にできる塩分制限で高血圧対策
▶︎ 継続できる手軽な有酸素運動で高血圧対策

 

術後の余命は?

これも一概には言えません。

意識障害があるということは、脳幹へのダメージは深刻であるため状態が落ち着くまでは急変する可能性が高いです。

また一度脳出血を発症した患者は再発するリスクも高いです。

術後数日や数週間で再出血をして死亡する事例もあれば、年単位で生存して意識障害が遷延する事例も報告されています。

生存率に関してはこちらの記事を参考に。
▶︎ 脳出血の生存率は?予後を左右するのは血腫の大きさ

余命に関しても下記の要因に左右されます。

  • 全身状態
  • 年齢
  • 合併症(肺炎などの感染症、褥瘡など)
  • 再発リスク

▶︎ 全身状態の管理を徹底するには胃ろうの造設を検討すべき?

まとめです。

脳出血後の意識障害が回復する可能性は発症直後の段階では断言できないと思います。

ひとまず救命して全身状態が落ち着いた後に、
取りきれなかった血腫が吸収されたり、脳浮腫が軽減することで症状に変化が現れるかもしれません。

日々の経過を追うことで担当医も予後を把握することができるはずです。

最後に

身内が脳出血を発症して意識が戻らなければ、不安や焦りを感じて夜も眠れない日々が続くかと思います。

でも、焦りは禁物です。

まずは落ち着いて介抱の合間に自身の体を休めてください。自身の健康を損ねないよう、休める時に休んでおくこと。何もかも抱え込まないで周囲の人や医師に相談しましょう。

▶︎ 脳梗塞でも意識障害!?回復する確率は?
▶︎ 脳梗塞・脳出血で寝たきりに..在宅介護にかかる1ヶ月分の費用は?

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▶︎脳出血後遺症の再生医療はどうなる?麻痺を回復させるには?