脳梗塞後の運転って不安じゃない?
なるべく安全に運転して事故しないためのコツについてご紹介します。
目次
不安じゃないですか?
脳梗塞や脳出血後の後遺症として片麻痺や軽度の高次脳機能障害が出現。
入院中における懸命なリハビリの結果、医師より運転の許可が下りた。
退院後に改めて免許センターで適性検査を受け、運転技能に支障なしと判断されて公道での運転を許可された。
▶︎ 脳梗塞後でも医師の診断書で車を運転できる?適性検査とは?
でも、
正直なところ適性検査だけでオッケーと言われても不安じゃないですか?
仮に本人は不安じゃなくても、家族はきっと不安なはず。
そんな不安を解消する安全運転のコツをご紹介します。
- まずは初心にかえる
- 左アクセル、ブレーキに慣れる
- 家族が助手席に乗る
- 行き先はあらかじめ決めておく
- 道路が混んでいる時間帯は避ける
- 裏道ではなく広い道を使う
- 運転中はラジオ、音楽、カーナビはNG
まずは初心にかえる
いくら自分が何十年も運転しているベテランドライバーであったとしても、脳梗塞後はすべてリセットされたと思って原点に帰りましょう。
初心忘れるべからず。
左アクセル、ブレーキに慣れる
右片麻痺の人限定です。(左片麻痺の人は今まで通りの足さばきで良いです)
改造車を納車したらひたすら近所の広場や駐車場なのでアクセル&ブレーキを繰り返し練習しましょう。今まで右足でしてきたことをすべて左足でやるのは至難の技です。アクセルとブレーキを間違えたらとんでもない大事故につながります。
▶︎ 練習用に運転シュミレータをレンタルすることもできます。
家族が助手席に乗る
はじめのうちは家族がアドバイザーとなって助手席に座りましょう。免許センターでいう教官役みたいな感じですね。
でも変に緊張感を煽ることはしないでください。気心知れた人が助手席にいるだけでドライバーに安心感を与えることができます。
行き先をあらかじめ決めておく
ノープランで発進しないように。
必ず行き先とルートを事前に決めておきましょう。はじめはなるべく近所で目的地を設定すると良いでしょう。また、目的地へも時間に余裕を持って向かうようにしましょう。
道路が混んでいる時間帯は避ける
朝の通勤時間などは非常に混みやすいです。昼過ぎくらいがベスト。また、夕方や夜の運転は物が見えにくくなるため、はじめのうちは避けるべきです。
裏道ではなく広い道を使う
近道だからといって無理に狭い道は通らないように。多少時間を要してでも広い道を使いましょう。そのためにも時間に余裕を持って行動すること。
運転中はラジオ、音楽、カーナビはNG
運転中は運転のみに集中することが大事です。注意障害のある人は特に。
ラジオや音楽による聴覚刺激、カーナビによる視覚刺激は運転への注意を阻害します。カーナビの音声ナビに従う程度ならばOK。同乗者との会話もはじめのうちは避けたいところ。
まとめです。
これらのコツを最大限活用し、まずは公道の運転に慣れて下さい。退院後すぐに車で通勤するなんてもってのほかです。
2〜3ヶ月は休職して運転に慣れてから職場復帰しても良いのではないでしょうか?
以上、参考になれば幸いです。
でわ。
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