脳出血の生存率はどれくらい?

予後を左右する因子は血腫の大きさ?

血腫の吸収が回復のカギ?


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脳出血の生存率はどれくらい?

発症から1ヶ月以内の生存率は84%

脳出血発症後は10人中2人は死亡していることになります。これは初発の場合です。再発すると生存率はさらに低くなります。

長期的な報告としては、
5年間の生存率は約50%と言われています。

しかし、所詮は確率です。
患者の年齢や全身状態、血腫の大きさや部位に左右されるため一概には言えません。

発症直後では20分以内に病院で治療を受けることができれば、生存率はグンと上がり、90%は生存できると言われています。治療により血圧をコントロールし、いかに早く出血を抑えるかがカギとなります。

脳出血を発症した際の対処法を事前に把握しておくと良いでしょう。
▶︎ 嘔吐はキケン!脳出血で嘔吐した時の対処法とは?


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血腫の大きさが重要?

脳出血後に形成される血腫の大きさが予後を左右します。

血腫が手術適応となるくらい大きい場合は予後不良となりやすい。

  • 被殻出血は血腫の大きさが直径4cm以上
  • 小脳出血は血腫の最大径が3cm以上
  • 皮質下出血は血腫が脳の表面から1cm未満に存在する場合

血腫の大きさが直径2.5cm以下の場合は手術適応にはなりません。(ちなみに視床出血や脳幹出血も原則的に手術はしません。)

手術適応の場合、意識障害をともなうケースが多く、リハビリの進行の妨げとなります。また広範な血腫は運動を司る組織を侵し、片麻痺という後遺症を来します。

 

血腫は吸収される?

血腫は発症後3〜6時間で最大となります。(およそ2割は発症6時間後でも血腫の増大を認めることがある)

そして、
約1ヶ月かけて血腫は吸収されていきます。

その間、血腫周囲にできた脳浮腫も徐々に改善していき、それに合わせた麻痺の回復を認めることが多々あります。
▶︎脳出血後遺症】片麻痺の回復過程について

しかし、
血腫によって侵された脳細胞は壊死し、残念ながら回復することはありません。

参考までに、
今話題の再生医療に関する記事はコチラ

▶︎【再生医療で回復】脳梗塞後遺症の片麻痺は治る?脳出血は?
▶︎脳出血後遺症の再生医療はどうなる?麻痺を回復させるには?

 

まとめです。

  • 脳出血は発症早期の治療が生存率を大きく変える。
  • 脳出血の1ヶ月生存率は84%
  • 血腫が大きく意識障害があると予後不良
  • 血腫は約1ヶ月かけて吸収される。

 

以上、参考になれば幸いです。

でわ。