脳梗塞で意識不明の重体!?

予後や余命、意識が回復する確率や回復までにかかる期間は?


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脳梗塞で意識不明になる原因は?

脳梗塞には主に3つの種類があります。脳梗塞

この中で最も重症化しやすいのが

心原性脳梗塞(心原性脳塞栓症)です。心臓で作られた血の塊が脳の血管まで運ばれて詰まってしまう病気のこと。

 


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特徴は以下のとおり。

  • 心疾患を合併している患者が発症しやすい。
  • 大きな血の塊が太い血管を急激に詰まらせるため、突発的に発症する。
  • 短時間で症状が完成する。
  • 広範囲な梗塞巣となり、意識障害など重篤な症状を呈する。

急激に発症して意識不明となる可能性が高いため、非常に怖い病気です..

何と言っても

この梗塞巣の大きさ。
(白い部分が梗塞部位です)

心原性脳塞栓症

心原性脳梗塞では太い血管が詰まってしまうためこれぐらい大きな梗塞巣ができる可能性が高いです。

 

梗塞巣が大きいとどうなる?

先ほどの画像のような
大きい脳梗塞になるとなぜ意識障害が出現するのでしょうか?

意識障害が生じる流れは以下のとおり。

  1. 広範な梗塞巣周囲に脳浮腫が出現する。
  2. 脳浮腫によって頭蓋骨内で全体的に脳が腫れた状態となる。
  3. 脳全体が腫れることで脳幹が圧迫され、意識障害が出現する。

 

意識が回復する確率は?

どれくらいの割合で意識が回復するかは

正直わかりません。

特に
発症早期の段階では脳浮腫の影響を受けているので何とも言えないのです。

ただ、
下記の要因が強く影響してきます。

  • 梗塞巣の大きさ
  • 脳浮腫の程度
  • 発症から治療までにかかった時間
  • 年齢
  • 出血性梗塞の有無

▶︎ 脳梗塞は早期治療が重要|後遺症を残さないで治るために

 

意識回復までにかかる期間は?

脳梗塞発症後の脳浮腫は1〜2週間でピークとなります。

そして
個人差もありますが、脳浮腫が完全に消失するには数ヶ月はかかると言われています。

脳浮腫が完全に消失するまで根気強く待つしかないのです。

意識が回復したら

とにかく積極的なリハビリが重要になってきます。

▶︎ 脳梗塞後遺症のリハビリ内容と方法は?家族は何ができる?

意識が回復しない場合の余命は?

意識不明の植物状態になった場合の

一般的な平均余命は約3年間と言われています。(最長で10年間生存したケースもあります)

余命に関わる因子は以下のとおり。

  • 年齢
  • 栄養状態(胃瘻造設など)
  • 脳出血や脳梗塞の再発
  • 誤嚥性肺炎の併発
  • 尿路感染の併発
  • 褥瘡(床ずれ)からの感染

全身状態の管理が徹底できていれば平均余命3年は生存可能と言われています。
▶︎ 脳梗塞で意識不明|寿命は?寝たきりになったら胃ろうは作るべき?

 

最後に

「長期にわたって遷延していた意識障害が改善した」という奇跡のような事例が過去にいくつも報告されています。

ご家族が話しかけたり、

患者本人の好きな音楽や興味のあったものに関連する音など

様々な聴覚刺激が脳を賦活させるきっかけになるかもしれません。

容易ではないですが

諦めないこと

これがとても大事だと思います。

あなたの大切な人の意識が少しでも早く回復しますように。

 

気になる再生医療のお話はこちら
▶︎【再生医療で回復】脳梗塞後遺症の片麻痺は治る?脳出血は?
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脳出血後遺症の再生医療はどうなる?麻痺を回復させるには?

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