脳出血や脳梗塞の後遺症は

右脳と左脳で違う?

右脳と左脳の機能からそれぞれの後遺症の特徴についてご紹介します。


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左右の大脳半球

大脳は左右2つの半球に分かれています。

右脳左脳

それぞれの半球は主に体の対側の運動、感覚を司ります。

例えば、
の脳出血の場合は
左側に運動麻痺や感覚障害が出現します。

の脳出血の場合は
右側に運動麻痺や感覚障害が出現します。

ここまでは右脳も左脳も後遺症は同じです。

右脳だから麻痺が重いとか
左脳だから感覚が悪いとか

そういうことは一切ありません。


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優位半球と劣位半球

大脳半球の働きには左右差があります。

言語的・論理的思考を司る側を優位半球その対側を劣位半球と言います。

基本的には左半球が優位半球であることが多いです。
右利きの人のほとんど、左利きの人は3分の2)

それぞれの半球の特徴は以下の通り。

左半球(優位半球)

  • 言語的思考
  • 計算

右半球(劣位半球)

  • 空間的能力
  • 音楽的能力

 

左脳と右脳の後遺症の違いとは?

それぞれの半球が障害されて出現する代表的な後遺症は以下の通り。

  • 左脳(優位半球):失語症
  • 右脳(劣位半球)半側空間無視

失語症とは?

  • 聴く、読む、話す、書く などの言語機能が失われた状態
  • 言葉の入力・出力ができない。
  • 言われたことがわからない。
  • 言いたいことが伝えられない。
  • 高次脳機能障害の中で認知症に次いで多く見られる後遺症

失語症によりコミュニケーション能力が低下し、社会復帰が困難になるケースが多いです。

▶︎ 脳梗塞後遺症の失語症は治る?回復過程は?リハビリの方法は?

半側空間無視とは?

  • すべての視野が目に入っているにも関わらず、意識して注意を向けない限り、左側の物体に気づかない。
  • 食事の際にお皿の左半分を残したり、歩いている時に左側の物体にぶつかったりする。
  • 基本的に左側を無視してしまう。
  • 右脳(劣位半球)を障害した患者の約4割に出現する。

これは不思議な後遺症ですよね。

見えているはずなのに気づかない。

視覚障害があるわけではないのに、どうして?って思いますよね。

ちなみに、
半側空間無視があると車の運転は極めて困難となります。

左側に注意が向かなければ左の障害物にぶつかったり、歩行者をはねてしまう可能性が非常に高く危険極まりないです。どうしても運転したい場合は適性検査を受ける必要があります。
▶︎ 脳梗塞後でも医師の診断書で車を運転できる?適性検査とは?

 

まとめです。

  • 右片麻痺は失語症になりやすい。
  • 左片麻痺は左半側空間無視になりやすい。

右脳と左脳の障害で後遺症はこんなにも違うのです。そして、社会復帰に向けてこれらの後遺症はかなり厄介なものです。

また、
稀に優位半球と劣位半球が逆転している人もいます。(左利きの人が多い)
この場合は、右片麻痺で右半側空間無視が出現します。

 

以上、参考になれば幸いです。

でわ。

気になる再生医療のお話はこちら
▶︎【再生医療で回復】脳梗塞後遺症の片麻痺は治る?脳出血は?
▶︎ 脳出血後遺症の再生医療はどうなる?麻痺を回復させるには?