脳出血の好発部位とは?

出血しやすい部位とその症状について

ご紹介します。


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脳出血の好発部位

高血圧性の脳出血には好発部位があります。(下図)

好発部位 割合
被殻出血 40〜50%
視床出血 30%
大脳皮質下出血 10〜15%
小脳出血 10〜15%
脳幹出血 5〜10%

脳出血の7割被殻出血視床出血が占めることになります。

7割ってほとんどの割合ですよね。

では被殻視床の位置を確認してみましょう。(下図)

被殻と視床

 

これは大脳の水平面になります。被殻視床はわりと近くに位置しているのが分かるかと思います。

そして、
青字で記した「内包後脚」という部位は被殻視床に隣接しています。この内包後脚には運動を支配する神経が通っています。

 


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被殻や視床で出血した場合、血腫が内包後脚に及ぶと片麻痺となる可能性が高くなります。

脳出血による片麻痺の回復過程についてはこちらの記事を参考に。
▶︎ 脳出血後遺症の片麻痺は治る?回復過程は?脳梗塞との違いは?

 

被殻出血の1例

被殻出血

 

かなり広範な被殻出血ですね。この場合は意識障害を伴う可能性が高いです。血腫が内包後脚にも及んでいるため重度の片麻痺を呈します。
▶︎ 被殻出血の原因と症状は?どんな後遺症が残る?
▶︎ 被殻出血で意識不明|手術適応だと予後不良?意識は回復する?

 

視床出血の1例

視床出血

 

これは視床に限局した出血なので片麻痺は軽度である可能性が高いです。そのかわり感覚障害を呈します。視床は感覚神経の中継地点です。ここが障害されると重度の感覚障害を呈します。
▶︎視床出血の原因・症状・予後は?どんな後遺症が残る?

また感覚障害は難治性のしびれの原因にもなるため要注意
▶︎ 脳出血後遺症のしびれは治る?原因は?
▶︎ 視床出血後の感覚障害・しびれ・痛みの治療法は?リハビリの効果は?

 

部位別の症状の特徴は?

部位 症状
被殻出血 片麻痺、感覚障害、失語症、半盲、失認・失行
視床出血 片麻痺、感覚障害、失語症、眼瞼下垂、視床痛
大脳皮質下出血 片麻痺、感覚障害、失語症、半盲、失認・失行
小脳出血 運動失調、回転性のめまい、嘔吐
脳幹出血 四肢麻痺、意識障害、呼吸障害(死亡率高い)

失語症:生まれつき右利きの人は左脳、左利きの人は右脳の被殻、視床、大脳皮質下の障害で失語症が出現する可能性があります。
▶︎ 失語症は治る?回復過程は?リハビリの方法は?
▶︎ 右脳と左脳が障害されたときの後遺症の違いは?

回転性のめまいも厄介な後遺症です。
▶︎ 小脳出血後遺症|めまいの原因と治療は?リハビリで回復する?

 

まとめです。

  • 脳出血は被殻出血と視床出血がほとんど(後遺症は片麻痺、感覚障害、失語症など)
  • 視床出血の感覚障害は重度となりやすい。
  • 大脳皮質下出血は様々な症状がある。
  • 小脳出血では運動失調やめまいが特徴。
  • 脳幹出血は死亡率が高い

以上、参考にあれば幸いです。

でわ。

 

 

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▶︎【再生医療で回復】脳梗塞後遺症の片麻痺は治る?脳出血は?
▶︎脳出血後遺症の再生医療はどうなる?麻痺を回復させるには?