血中の悪玉コレステロール(別名:LDLコレステロール)の数値が高いと動脈硬化を引き起こす原因となります。脳梗塞を予防するには見逃せない数値です。今回はLDLコレステロールを下げる食品について紹介します。
LDLコレステロールの基準値は?
一般男女で60~139mg/dl(閉経後の女性は70~159mg/dl)
高値は?
140mg/dl以上で生活習慣の改善が必要とされています。(総コレステロールでは220mg/dlに相当)
コレステロールを下げる食品
青魚(サンマ、イワシ、アジ、マグロ、ブリなど)
青魚はDHAやEPAなどの必須脂肪酸を多く含みます。マグロの刺身やアジの塩焼き、サバの味噌煮などなど。おいしいですよね。缶詰でもOK。
レシチンを含む食品
大豆を原料とした納豆や豆腐、豆乳、味噌、醤油など。レシチンは、血管壁にへばり付いた悪玉コレステロールを、洗剤で洗うように血管壁から取り除きます。
水溶性の食物繊維
水溶性の食物繊維は、腸内で消化されずに便として体外に排出されます。その時に、コレステロールを自身に付着させて体内に吸収されるのを妨ぎます。
「ごぼう」「納豆」「アボガド」「オクラ」「えだまめ」「モロヘイヤ」「昆布」「ひじき」「わかめ」「りんご」「みかん」「さつまいも」「キャベツ」 など。
酢
酢に含まれる酢酸は、血中コレステロール値を下げる作用があります。「黒酢」「リンゴ酢」などは飲みやすくてオススメ。
ポリフェノール
ポリフェノールはLDLコレステロールの酸化を防ぎ、再び肝臓に戻せる状態にすることで血清コレステロール値の上昇を防ぐことができます。
赤ワイン、カカオ、コーヒーなどが代表的です。
ビタミンC
ビタミンCはコレステロールを胆汁酸へと変化させる作用を持っており、ビタミンCが不足するとコレステロールが体内に溜まりやすくなってしまいます。
主に果物がメイン。特に柑橘類、イチゴ、キウイフルーツなどに多く含まれています。
まとめです。
案外身近な食品にLDLコレステロールを下げる効果があったんですね。少し気をつければ手軽に改善できそうな気がします。
例えば、
朝はパンではなくご飯と豆腐の味噌汁、納豆にするとか。デザートにみかんやオレンジを食べるとか。ラーメンはこってりにしないとか。笑
やはりコレステロールの高い脂を含む肉類やバター、マーガリンなどは控えることが大前提となります。(こちらも読んでね → 脳梗塞予防には食事療法が効果的|控えた方が良い食べ物は?)
また、運動習慣も合わせて気をつけたいところ。(こちらの記事も是非読んでください →【脳卒中予防】継続できる手軽な有酸素運動で高血圧対策)
以上、参考になれば幸いです。
でわ。