脳出血や脳梗塞で麻痺した手..
むくみやしびれは悩みのもと
リハビリで改善できるの?
麻痺した手のむくみの原因は?
手の麻痺は重たければ重たいほど回復しにくい傾向にあります。
よって、
麻痺した手は早期から動かせない状態が続き、以下の流れでむくみが生じます。
- 動かせないことで筋肉が萎縮する
- 筋ポンプ作用(筋肉の収縮で血液を心臓へ戻すこと)が低下する
- 血液循環が悪くなり、血管外に組織液が貯留する
- むくんでしまう
むくみの悪影響とは?
むくんで手がパンパンになると以下の二次障害を生じる可能性があります。
▶︎ 要注意!むくみは放っておくと大変なことに?
- 関節拘縮:指の関節が固くなって曲がらなくなる
- 感覚障害:むくみにより表在の感覚が低下する
- しびれ:むくみにより神経を圧迫してしびれの原因となる
麻痺が回復し始めた頃に、
むくみで関節が固まっていたら動かそうにも動かせません。
そして、
麻痺した手の感覚障害やしびれにはむくみが密接に関係しているのです。
これらの二次障害を予防するために、手のむくみを解消するにはどうすれば良いのでしょうか?
むくみを解消するリハビリとは?
リハビリで行われるむくみ体操と温冷交代浴について紹介します。
むくみ体操
手を心臓より少し高い位置に保った状態でむくみ体操を行います。
- 指先から前腕の中央にかけて、やさしく手のひら全体でさする(表裏どちらもさする)
- 手をグー、パー、グー、パーして動かす。(または動かしてあげる)
- それぞれの水かきの部分をつまむようにして押す(10回ほど)
このような刺激は感覚入力にもなるのでむくみ解消に加えてしびれの改善効果も期待できます。
温冷交代浴
物理療法の1つに温冷交代浴があります。
むくんだ手足を温かい水と冷たい水に交互に入れることで、血管の収縮・弛緩を繰り返して血流を改善します。
それぞれ1分くらい交互に浸けていきます。だいたい10分くらいを目安に試してみましょう。
そして
必ず温水で始まり温水で終わるようにして下さい。
「温→冷→〜〜〜冷→温」
最後に冷たい水だと血管は収縮してしまいますから。
いかがでしたか?
ぜひ、1度試してみて下さい。
ちなみに、
麻痺した足もむくみやすいんですよね…
▶︎【簡単にできる】麻痺した足のむくみをとる5つの方法
以上、参考になれば幸いです。
でわ。
気になる再生医療のお話はこちら
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▶︎ 脳出血後遺症の再生医療はどうなる?麻痺を回復させるには?
後遺症のしびれでお悩みの方はこちらの記事もどうぞ。
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