知り合いが脳出血で倒れた!?

お見舞いに行きたいけどすぐに行ってもいいの?

適切なタイミングっていつ?



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脳出血は重篤な病気

脳出血とは、
脳細胞へ血液を供給する血管が破れ、脳内に出血した状態のことを言います。

脳内に出血すると血腫と呼ばれる血の塊が形成されます。
出血した部位の脳細胞が壊死してしまうのはもちろんのこと、血腫が大きいと周囲の脳細胞を過度に圧迫して意識障害を来したり、最悪の場合は死んでしまいます。

意識障害を伴わなくても片麻痺などの後遺症が残る場合があります。
(脳梗塞の意識障害は軽度であることが多いです)

脳出血は命に関わるとても危険な病気なのです。
▶︎ 脳出血の生存率を左右するのは血腫の大きさ?

 

お見舞いに行く時期は下記の要因を加味して検討しましょう。

  • 意識障害の有無
  • 患者の全身状態
  • 後遺症の種類や重症度
  • 本人の性格

 

意識障害の有無

意識障害がある場合はすぐにお見舞いに行くべきではありあせん。
と言うよりも、
発症後すぐは集中治療室に入る可能性が高く、面会自体できないことが多いです。

患者の全身状態

意識障害に合わせて、感染による熱発や呼吸状態の悪化など、全身状態が不安定な場合もお見舞いに行けません。

いずれにしても、
発症後すぐはお見舞いには行かないほうが良いです。

頭の手術(開頭血腫除去術など)や血圧コントロールの影響でベット上安静の状態が数日〜1、2週間ほど続きます。状態が落ち着いたのを見計らってお見舞いに行くべきです。

後遺症の程度や種類

状態が落ち着いてからは後遺症の程度や種類でお見舞いに行くべきかどうかを判断すると良いでしょう。

脳出血の後遺症には出血の部位によって様々なものがあります。
▶︎ 脳出血の好発部位とその後遺症とは?

失語症構音障害などがあると
うまくお話ができない可能性が高いのでお見舞いに行ってもお互い良い気持ちになれないかもしれません。

相手を思いやるのならば、
ある程度会話ができるレベルになってからのほうが良いと思います。その判断は言語のリハビリ担当である言語聴覚士に確認すると良いでしょう。

逆に、
片麻痺が重度でも、その他の後遺症がなく、会話も全く問題なくできる人ならば、リハビリを応援する目的も含めてお見舞い行くのもアリだと思います。

本人の性格

プライドの高い人は要注意です。

「トイレも1人で行けない」
「ご飯も1人で食べれない」
「言葉も呂律が回らず聞き取りにくい」
「口からヨダレがこぼれてしまう」

こんな姿を人に見られたくない!と思う方は必ずいるでしょう。

それに、
安易な気持ちでリハビリを応援しに行こうとしても、本人は「リハビリで必死になってる姿を見られたくない」と思っているかもしれません。

病前の性格からある程度予測はつくかと思います。お見舞いに行く際は相手のご家族の方に事前に確認することをオススメします。

 

まとめです。

脳出血発症後すぐはお見舞いには行かないほうがベター。急性期病院から回復期病院へ転院した後が適切な時期と言えるでしょう。

最後に、
患者さんは後遺症と必死に向き合いつつ日々のリハビリを頑張っています。

お見舞いに行かれる際は、上記の項目を参考にしつつ、相手を思いやる気持ちを忘れないようにして下さい。

以上、参考になれば幸いです。

でわ。