退院後のリハビリは介護保険でも受けられる?
受けられるリハビリの種類や費用についてまとめてみました。
退院後もリハビリの継続を
退院後は、
脳卒中(脳出血や脳梗塞、くも膜下出血)の後遺症により活動量の低下が予想されます。
それもそのはず、
入院中は1日多くて2〜3時間ものリハビリをしていたのですから。
病院のリハビリ室、リハビリスタッフ(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)の付き添いのもと、恵まれた環境でリハビリをしていたのです。
それが一変、
住み慣れた自宅では気持ちも緩み、生活リハビリという概念が打ち崩されてしまいます。
自宅でも継続的かつ自主的にリハビリを行える人は良いでしょう。
でも皆がそうとは限りません。
人間なのでどこかで妥協し、サボってしまいます。
では、
退院後も適切なリハビリを継続するにはどうすればいいのでしょうか?
▶︎ 脳卒中のリハビリの期間はどれくらい?リハビリを長く続けるには?
介護保険制度でリハビリが受けられる!
介護保険で受けられるリハビリは以下のとおり。
- 通所リハビリテーション(デイケア)
- 訪問リハビリテーション(訪問看護でもリハビリは可能)
通所リハビリテーション
介護老人保健施設に通ってリハビリ、食事、入浴などをするサービスです。
施設によっては様々なリハビリ機器があるので自宅よりも充実したリハビリが受けられます。ただ、マンツーマンで受けられるリハビリの時間には限りがあります。回復期病院のような集中的なリハビリを受けられるわけではないので要注意です。
基本料金は介護度や利用時間によって変動します。6〜8時間滞在する人もいれば、1〜2時間滞在でリハビリのみする人もいます。
また体制加算なども含まれるので料金の幅はかなりあります。(料金表の一例はこちらのサイトを参考までに御覧ください)
訪問リハビリテーション
自宅へリハビリスタッフが訪問し、実際の生活場面で必要な動作をリハビリで強化することができます。
1割負担で
20分あたりの料金は313円
1回40分以上が基本となるので626円(60分で939円)となります。
また、
退院後3ヶ月以内は短期集中リハビリテーション加算により1回につき200円プラスされます。
他にも、
体制加算(月に数百円程度)や交通費(訪問リハステーションから一定以上の距離がある場合に限る)なども請求されます。
以上、参考になれば幸いです。
でわ。